免震・制震・耐震の違いの簡単説明。マンションの地震対策

最近、マンション広告をみて、驚きました。

7階建て、30数戸という小規模マンションなのに、免震マンションだというのです!

やっぱり、だれでもしっかり地震対策されたマンションがいいですよね。

 

って、その前に「免震」ってなんでしょう?!

今回はなんとなく知っている、でもいまいちよくわからないマンションの地震対策についてのお話です。

 

マンションの地震対策「耐震」「制震」「免震」

マンションの構造の話になります。

マンションの地震対策は大きく分けて3つ。

「耐震」「制震」「免震」

です。

それぞれ地震対策ではあるのですが、工法が違います。

これからマンションを買う人にとって、とっても気になる地震への対策。

高い買い物ですし、生活の拠点になるんですから、マンションの地震対策がどのような工法で行われているかを知っておく必要があります。

簡単なイメージでいうと

  • 「耐震」・・・地震に耐える
  • 「制震」・・・地震を吸収する
  • 「免震」・・・地震を受けながす

といったところ。

それぞれの特徴についてご紹介します。

「耐震構造」について

国内で最も普及しており、現在のマンションの多くがこの耐震構造です。

イメージは、「揺れに耐える」です。

壁や柱、骨組みを強化したり、補強材を入れることで建物自体を堅くして地震の揺れに耐えます。

地震のエネルギーが直接建物に伝わるため、制震構造や免震構造に比べて 地震の揺れ等で壁や家具の損傷を受けてしまいます。

「制震構造」について

建物内におもりやダンパーと呼ばれる振動を軽減する装置を設置し、地震時の揺れをその制震装置が吸収します。

イメージは、「地震を吸収」です。

土台と梁の中間に設置したダンパーが地震エネルギー(=建物の振動)を吸収して、建物の揺れを軽減する仕組みです。

柱と柱の間のブレース(筋かい)とオイルダンパーを組み合わせるタイプや、間柱の中央に鋼板を入れるタイプなどがあります。

上階ほど揺れが増幅する高層マンションなどに多く導入されています。

強風による建物の揺れに対しても効果を発揮しますよ!

そこそこのコストでまあまあの効果がある、費用対効果がよい、というイメージです。

 

「免震構造」について

建物と地面の間に積層ゴム・ダンパーなどの免震装置を設置し、建物を地面から切り離して(浮かせて)、直接振動を伝えない構造です。

イメージは、「地震の揺れを受け流す」です。

この免震構造では、地震の時の揺れを通常の3分の1から5分の1にまで軽減する、と言われています。建物自体の揺れだけでなく家具の転倒も少なくなり、住戸内での被害を大幅に減少させます。

ただ、他の工法に比べてコストが高く、また免震装置は定期的にメンテナンスする必要があるため、維持費用も高くなる傾向があります。

揺れ方の違い

工法が違うので、地震があったときに揺れ方もちがうようです。

耐震構造の揺れ

内部に振動が伝わりやすく、建物のゆれは上の階に行くほど大きくなります。

制震構造の揺れ

耐震構造に比べ、上階の揺れが抑えられます。

最初に大きな揺れを感じ、すぐに揺れが低減するそうです。

免震構造の揺れ

建物が地表面から離れているので、揺れが直接伝わらず、建物の揺れは小さくなります。揺れはゆったりとしており、階数による差はあまりありません。

また、垂直方向での揺れに対しては効果が薄いと言われています。

 

最近ではハイブリッド免耐震マンションも!

最近、制震と免震を組み合わせたハイブリッド構造のタワーマンション建設がすすんでいるそうです。

免震装置で、地上の揺れをある程度吸収し、吸収しきれなかった分の揺れは建物の構造の制震装置で吸収するのが特徴です。

 

新しいタイプの地震対策で、注目です。

さいごに。

広告をみて、小規模なのに免震かー!すごい!うらやましい!って思っちゃいました。

同時に、その分管理費たかいのかなぁ。。なんてことも。

ついつい、立地や間取りに気を取られてしまいますが、構造部分もしっかり注目してみましょう!

 

ではまた(^-^)/