前回、キクタン中学英単語を使ったオリジナルプリントの作成方法を記載しました。こちらは、キクタンのユニットごとのプリント作成についてでした。
今回は、間違った問題だけ表示させるタイプのプリントを作成しました。
間違った単語だけ選んで、単語テストプリント作成したい!
でも、ユニットの単語すべてではなく、間違った単語だけ選んでテストしたい、ってことありますよね。
自作の単語リストをもとに、この単語とこの単語は間違ったから、再度テストしたい、みたいな。
そんな選択した単語のみを抽出できるプリント作成してみました。
ご参考までにどうぞ!
こんなプリントが作成できます
以下のようなプリントを作成しました。
①単語リストの中から、印刷時に表示したい英単語を選びます(”1″を入力します)
②プリント用シートに、選択した単語だけ表示されます。
プリントを作成します
前回作成したキクタン用のファイルを使っています。
↓こちらをご参考ください。

キクタンではなく、自作の単語リストの場合も、
- NO.←通し番号
- 意味←日本語
- words←英単語
3項目あれば作成できます。

ご自身のリストにあわせて対応し作成してみてください☆
1.単語一覧シートに”印刷する”列を追加します
英単語リストの「キクタン単語一覧」シートを選択し、リストの右端(列F)に「印刷するときは”1″を入力」 を入力します。
ここで、「印刷」する/しないを指定します。
この列に”1”を入力すれば、印刷用プリントには1を入力した単語のみが表示されるように設定していきます!
2.選択した単語のみを抽出する(反映させる)シートを作ります
選択した単語だけを表示させる「キクタン再チェック」シートを作成します。
<「キクタン再チェック」シート>
シートを追加します
①ファイル下部にある、「+」マークをクリックし、シートを追加します。
②右クリックしてシートの名前を変更し、「キクタン再チェック」シートにします。
シートの見出しを入力し、フォーマット作成
表を作成します。見出しは3項目にしました。
- 「NO.」
- 「意味」
- 「words」
関数を入力します(←リストからNO.、意味、wordsを抽出するため)
①まずは、NO.から関数を入力します。
XLOOKUP関数を使います。
1番上のセルに関数を入力すると、条件に合った複数のセルの値を、その下以降のセルにずらーっと表示してくれます!
見出しのすぐ下A2セルに以下の関数を入力します。
=XLOOKUP(“NO.”,キクタン単語一覧!B1:F1,FILTER(キクタン単語一覧!B2:F1400,キクタン単語一覧!F2:F1400=1))
内容は以下の通りです。
関数を入力すると、以下のように指定した単語のNO.だけが抽出されます。
②次は、「意味」を抽出します。
同様に、「意味」見出しのすぐ下B2セルには、以下の関数を入力します。
=XLOOKUP(“意味”,キクタン単語一覧!B1:F1,FILTER(キクタン単語一覧!B2:F1400,キクタン単語一覧!F2:F1400=1))
先ほど同様に指定した単語の”意味”が抽出されました。
③最後に「words」を抽出します。
「words」見出しのすぐ下C3セルには、
=XLOOKUP(“words”,キクタン単語一覧!B1:F1,FILTER(キクタン単語一覧!B2:F1400,キクタン単語一覧!F2:F1400=1))
と入力します。
それぞれの関数は、①検索値のみ異なります。
抽出シート完成です
以上で、”1”を入力して印刷したい問題のみを抽出するシートは完成しました。
3.印刷用シートをつくります
さきほどの抽出シートのまま印刷してもいいのですが、単語数が多いと縦長の表になってしまうので、50問用フォーマットを作りました。
シートを追加します
シート下部「+」をクリックし、シートを追加します。
名前は「再チェック印刷」シートとします。
シートの見出しを入力し、フォーマット作成します
単語が50問表示される表を作成します。
見出し3項目×縦25行です。
- NO.
- 意味
- words
これを2セットで、計50問表示されます。
見出し下のセルに関数を入力します
今回の関数は、先ほどの抽出シート「キクタン再チェック」のデータをリンク表示させることにしました。
①まずは、見出し「NO.」の下のセルA2に関数を入力します。
さっき作成した抽出用「キクタン再チェック」シートのデータをコピーしたいなので、A2セルに
=IF(キクタン再チェック!A2=””,””,キクタン再チェック!A2)
と入力します。すると、抽出シートのA2セルが表示されます。
②見出し「意味」の下のセルB2に以下の関数を入力します。
=IF(キクタン再チェック!B2=””,””,キクタン再チェック!B2)
③”words”列は、テストで答えを入力する欄なので、ブランクのままにしておきます。
そのほかのセルに関数をコピーします
いまほど入力した関数を、それぞれA3~A26、B3~B26のセルにドラッグしてコピーしていきます。
①NO.の関数をコピーします。
関数を入力したA2セルをA26セルまでドラッグ(オートフィル)します。
一番下のA26セルは、以下の数式がコピーされています。
=IF(キクタン再チェック!A26=””,””,キクタン再チェック!A26)
②同じように、”意味”の関数をコピーします。
C2の数式をドラッグコピーし、C3~C26まで貼り付けます
③続けて、右側のフォーマットにも数式を入力します。
左の表最終行に抽出表のA26、B26まで入力されたので、その続きからです。
・D2セル:=IF(キクタン再チェック!A27=””,””,キクタン再チェック!A27)
・E2セル:=IF(キクタン再チェック!B27=””,””,キクタン再チェック!B27)
を入力します。
そして再度ドラッグして数式をコピーします。
印刷フォーマット完成です
これで、印刷フォーマット完成です。
単語リストで”1”=印刷する、を指定した単語が表示されていると思います。
お疲れ様でした。
さいごに
エクセルでオリジナル単語プリントを作成しました。
最初作成時は手間でしたが、かなり繰り返し使っています。
反復して学習したり、少し時間がたって、苦手な単語を抽出するときに役立ってます。
子供が早く覚えてくれるといいんですが。。。
苦手な単語を集中して覚えていきましょう。
ではまた。