子供の将来のため、子供に英語を学習させたいという親御さんはたくさんいらっしゃいます。
教育は親からのプレゼント。
できるなら子供の可能性を少しでも大きくしてあげたい。
英語はそのツールとして役立つかもしれない、と思って始めるのですが。。。
英語教室を嫌がったり、おうちでの英語を嫌がったりと、英語疲れになるお子さんは結構います。
そんなお子さんが英語を嫌がる理由、対処、などを考えたいと思います。
子供が英語を嫌がったら?その理由と対策を考えよう
お子さんによって英語をやりたくない理由は様々です。
私も仕事を通じて、年度の切り替わりで辞めていくお子さんをたくさん見てきました。
最初は楽しそうにしていた英語のはずなのに。
何が嫌になったんでしょう・・?
「英語やりたくない・・・」、と言い出すのは3~5歳の幼稚園くらいの年齢だと思います。
母語が確立して、母語でのやり取りが楽になり満足している。
幼稚園や保育園に行きはじめ、社会性が身に付き始めてきた。
自我がでてきて自分の意見をいいはじめたとき。
いろんな成長とともに、「いやだ」と思うことも。
そんな「やりたくない」には、大きく以下のような理由があるかと思います。
- つまらない
- 英語教室、オンライン英会話、ほかの生徒との相性が原因
- 他に魅力的なことがある
- うまくいかない自分に不満
- 親の選択ミス
1.英語がつまらない
よくあるのは、
「英語なんかつまんなーい!」
とお子さんが言うこと。
なぜ「つまんなーい」のか?
何が「つまんなーい」のか?
「つまらない」は大きく分けて、2種類あります。
学ぶ「コンテンツ自体」がつまらない場合と、
「分からないから」つまらない場合です。
コンテンツがつまらないとき
極端に言うと、文字ばっかりのテキストだと子供が「つまんない」と感じるのは当然。
スクールで、ただただ毎回同じことをするようなレッスンだと「つまんない」と感じるでしょう。
(このあたりは教える側の力量が関係するのですが。。。)
面白くないものを、継続してしないといけないなんて、そんな苦行・・・大人も嫌になります。
なので、子供にとって適切な教材やコンテンツを選ぶ、楽しい教え方、というのは、子供の学習にとても大きな影響があります。
コンテンツがつまらないとき、それはいったん横に置いて、違うものに取り組んでみてください。
絵本に飽きたようなら、ゲーム形式のものにするとか。
英会話スクールの教材が合わないようなら、講師やカウンセラーに事情を伝えて対応を依頼するとか。スクール自体を変えることもありだと思います。
目先が変わることで、気持ちが変わることがあります。
環境をかえてみることを試すことをおすすめします。
英語がつまらないときの対策法
子供は興味があるとき、おもしろい!と感じるときは、ものすごい集中力を発揮します。
一方で親に無理やりやらされているときは、やる気がなく、習得できません。
まずは「英語は楽しい!」と思わせることに全力を注ぎましょう。
勉強ではなく、遊びの中で覚えていく感覚が大事です。
また、英語レッスンが子供にとって「難しすぎる」ときも子供は「やりたくない」という気持ちになります。
「わからない」→「つまらない」パターンです。
オールイングリッシュのレッスンや教材はとっても魅力的ですが、シャイなお子さんにとっては注意が必要です。
どんどんわからないままレッスンが進き、でも言い出せない。。。取り残される。。。
分からないまま、でもいいだせないままどんどん進む。わからない自分がかっこ悪い。。
本人にとってとってもつらいことですよね。
自分自身が「できていない」と感じることはとってもつらいんです。そんな挫折感ではなく、達成感や希望を持たせないと!
幼児期は特に、英語は「できた!」という達成感がないと楽しくありません。
急ぎすぎていないか、レベルがあっているか、のチェックは大切です。
場合によっては、レベルを易しいものにする、教材をオールイングリッシュではなく日本語英語併記のものにする、日本人の先生のクラスを選択する、など、「わからないから面白くない」の悪循環を断ち切りましょう。
2.講師、ほかの生徒との相性が原因
英語自体というよりは、スクールの雰囲気や相性が合わない、ということで「いやになる」お子さんがいます。
講師との相性もあれば、グループレッスンでのほかの生徒さんが苦手、ということもあります。
「〇〇君とは会いたくない」
「△△先生は怖いからいやだ」
など、子供といえど、相性はありますよね。
私が知っている子で、大きい声を出す大人が苦手なお子さんがいました。
ほかの子にとっては「元気で明るい先生」もそのお子さんにとっては苦手だったりして。。。
相性ってあるんだな、と思います。
また、授業のスタイルも、いかにも授業、って感じのタイプがすきな講師がいれば、遊びメインで教えたい講師もいます。
それがあうかどうかはお子さんのタイプや好みによります。
講師、ほかの生徒との相性が原因の対策
時間帯、先生、スクールを変える、というのが一つの方法です。
オンライン英会話だと、レッスンごとに先生を選んで予約することが多いので、先生を変えるのは簡単です。
スクールを変えるのはちょっと手間がかかりますが、環境が変わるとやる気が出ることもあります。
合わないものを無理強いしてつづけるのはおすすめしません。
子供が英会話スクールに行きたがらないなんて場合は、英語の学習環境を見直してみるのもおすすめです。
3.他に魅力的なことがある
子どもの世界が広がるにつれて、いろんなことに興味が出てきます。
英語がその興味の一つであればいいのですが、ほかのことにより強い興味があることも。
・友達とあそびたい
・ほかにやりたいことがある
英語以外の興味があるのに、英語のせいでできない!となると、英語が「いやだ」と思うことがあります。
ほかに魅力的なことがあるときの対処法
ほかに興味があるときは、たいてい英語への興味が薄れ、モチベーションが低くなっています。
なので、いったんすこし英語へのハードルを下げて、英語の「好き」という気持ちを盛り返すことが大事です。
サッカーやプール、公園遊びとならんで楽しいことの一つとして英語もある、というくらいの「好き」まで取り戻しましょう。
必要であれば、学習をお休みしたり、中断してもいいと思います。取り返しがつかないくらい拒否反応を起こす方があとあと大変です。
英語でしか味わえない楽しみがあります。それを探しましょう!
勉強という形でなく、英語のアニメを見せる、とか英語のゲームをする、という方法がおすすめです。
「(英語だけど、)このアニメはおもしろいから見ようっと~」
「(英語だけど、)このゲームやりたいな~」
と英語をつかっておもちゃやゲームをして楽しむことができれば、「好き」まであと少し!
この楽しい気持ちをまた次の学習へつなげていけばいいんです。
一旦離れた気持ちは、決して焦らずに。ゆっくりと取り戻しましょう。
4.親の選択ミス
おうち学習にしても外で習うにしても、親側の原因で「いやになる」ことがあります。
・親のプレッシャーが大きすぎたり
・勉強法があっていない
・スクールの時間帯や場所があっていない(眠い、遠いなど)
ことがあります。
小さいお子さんだと、かけ流しているCD教材の音量が大きすぎていや、教材のイラストが気に入らない、なんてこともあるようです。
選択ミスの対処法
危険なのは、
「親のプレッシャーが大きすぎる」です。
小学校受験に有利だから、検定試験を目指して、毎日ノルマを決めて単語を覚えて。。。
となると、
”英語=楽しくないもの”とインプットされかねません。
子供に「学習させる」という気持ちが大きいと、結局子供のやる気を失うことになってしまいます。
子供は自発的に「やりたい」と思ったときにパワーを発揮します。
英語=楽しい!
をめざしましょう!
無理強いしないようにご注意ください。
英語「やりたくない」期におすすめ
「やりたくない」そんな声がきこえたときにおすすめのアクティビティを紹介します。
- 手軽なゲーム
- 気軽に取り組めること
がポイントです。
おすすめは、
- 早口言葉
- なぞなぞ
- えいごかるた
- 英語パズル
- 英語のおもちゃ
- 楽天ABCマウス
- オンライン英会話クラウティのゲームレッスン
です。
参考までにいくつか紹介します!
おすすめ英語おもちゃ

オンライン英会話クラウティに、英語を使ってゲームをする「オンラインゲームレッスン」登場
講師と英語でコミュニケーションを取りながら、オンラインゲームを楽しむレッスンです。
講師と一緒にオンラインでゲーム対戦をします。現在は「リバーシ」のみのようです。
ゲーム中の会話は英語です。講師がゲーム対戦しながら英語で話しかけてくれます。ゲームの中に英語を話すきっかけを作り、しっかり英語に触れることができます。
小さなお子さんに英語に興味を持たせたい!というときや、「英語おもしろくない」というお子さんも、このレッスンなら楽しんでくれますね!
さいごに。対策のまとめ
対策を紹介しました。
子供が「やりたくない」となったとき、何か理由があると思います。そのままやり続けることで「英語ぎらい」にしてしまっては大変です。
じっくり理由を確認しましょう!何か原因があるなら、そこを手当してあげてください。教材、時間、レッスン内容、先生など環境をかえることで一変することがあります。
この時期のお子さんにとっては、英語は別にやらなくてもいいかな~くらいのものなんです。
親が先のことを考えて準備しても、まだ子供には理解できません。。
なので、子どもがやりやすい方法でいいので、まずは「英語を好きでいること」の気持ちを育ててください。
そしてその次は、細く長くでいいので継続することを目指しましょう。
子どもに学ばせるという意識を捨てて、子供たたのしい!と思えることを考えましょう