ライム・・・といっても果物のライム(Lime)ではありません。
rhyme [rάɪm] 韻の方です。マザーグースが有名ですよね。
rhyme とは、韻をふむということです。2つ以上の単語を同じ音でそろえて配置することで、リズムよくなります。
例:
・Have fun in the sun.
・Hickory, Dickory, Dock♪
・See you later, alligator.
・To your right, you’ll see a kite, at a most incredible height.
というように、普段にもよく使われています。
rhyming dictionaryもあるくらい(後半で紹介)で、とてもメジャーなんですよ。
ライムの例を実際に英語絵本で見てみよう
猫がカエルに”sit on a log” と言います。log(丸太)ではなくマットがいい、とカエルが言うと
“only cats sit on mats“ (猫(cats)がマットに座るんだよ(mats))というのです。じゃあchairは?というと、
“hares sit on the chairs“(のうさぎ(hares)がいす(chairs)にすわっているよ)といいます。
じゃあ、といろんなものを挙げていくのですが、すでにどの動物が座るかきまっているようで。。。
登場するライムがとっても多いです!
シンプルな会話が何度も繰り返されるので、子供さんたちはすぐ覚えると思います!
以下のライムが登場します。声に出して読むと、気持ちいいくらいリズミカルです。
- cats sit on mats
- hares sit on chairs
- mules sit on stools
- gophers sit on sofas
- lions sit on irons
- parrots sit on carrots
- foxes sit on boxes
- fleas sit on peas
- goats sit on coats
- cows sit on plows
- storks sit on forks
- gorillas sit on pillars
- rats sit on hats
- weasels sit on easels
- moles sit on poles
- seals sit on wheels
- doves sit on gloves
- newts sit on flutes
- lizards sit on wizards
- apes sit on grapes
- puffins sit on muffins
- snakes sit on cakes
- owls sit on towels
- gibbons sit on ribbons
- lams sit on jams
- bees sit on keys
- dog sit on frog?
ぜひ、実際に絵本で味わってみてください。
イラストもとってもキュートです。
Janet Ahlberg (イラスト, 著), Allan Ahlberg (著)
(主な登録情報:34ページ、対象読者年齢 幼児 ~ 3 歳)←低学年くらいまで楽しめると思います
表紙をめくると、
“in this book with your little eye take a look and play “I spy”(この本で、よーく見て、I spyをして遊びましょう)
と書かれています。”I spy “はあてっこゲームみたいなものです。
ここでは、”見っけ!”です。
見開きに左のページには
“Each Peach Pear Plum I spy Tom thumb”(ピーチ、ペア、プラム、親指トム見っけ!)
と書かれています。右のページには、ピーチ、ペア、プラムの木に親指トムが隠れています!
そのあとも、同じようなページ構成で
“Tom thumb in the cupboard I spy Mother Hubbard”(親指トムは戸棚。ハバードおばさん見っけ)
というようなライムが続きます。
ライムを楽しみながら、ミッケ!の遊びもできる楽しい絵本です。
イギリスの有名作家ジュリア・ドナルドソン氏の絵本です。
1匹のねずみが、森を散歩していると、キツネやヘビなど次々と恐ろしい動物に出あいます。頭がいいねずみは、そのたびにGruffaloという恐ろしい怪物と待ち合わせしているんだと語り、「君が大好物なんだって」といって追い払うことに成功しますが。。。
各ページ、出だしからリズミカルなんです。声に出して読むと、とっても心地よいです!
A mouse took a stroll through the deep dark wood. A fox saw a mouse and the mouse looked good.
On went the mouse through the deep dark wood. An owl saw the mouse and the mouse looked good.
1回目はA mouse なのに次のページからは the mouseとなっていたりとa, theの区別がスムーズに教えられそうです。
そして、Fox、Owl、SnakeたちにGruffalonoを説明をするときにライムが使われています。途中までは少しずつしかライムは登場しないのですが、途中からたくさん使われています。
claws – jaws
toes – nose
black – back
food- good
laughter – after
rumble – crumble
ページをめくると目に飛び込んでくるたくさんのパンツ!そうです、タイトルの通りパンツの本。
ライムどうこうはさておき、幼児がすきそうですよね。。
私は、
“groovy pants, funky pants cheeky little monkey pants”
“loose pants, tight pants Lighting up at night pants”
”funny pants, money pants, wear them when it’s sunny pants.”
のライムの部分がお気に入りです!
かわいいし、元気がでるパンツの本です!
ライムが楽しい本、というよりは”Chicka Chicka Boom Boom”の響きが楽しい絵本です。
アルファベットたちが順々にココナッツの木のうえに登っていきます。
でもそのあと、たくさんのアルファベットが昇りすぎたので、地面に落ちてしまいました。。。
落ちた後のページの
Skit skat skoodle doot.
Flip flop flee
あたりのライムもかっこいいです。
レイチャールズ氏が音読する絵本もあります!
“Chicka Chicka Boom Boom”のフレーズは、中毒性があります!
アルファベットも学べてお気に入りになること間違いありません!
ライムといえば、ドクター・スースを忘れてはいけません。
男の子の家には、いろんな楽しいモンスターたちがいます。。。いろんなモンスターがライムとあわせて登場します。。
Did you ever had the feeling there’s a WASKET in your BASKET
or a NUREAU in your BUREAU?
sometimes I feel quite CERTAIN there’s a JERTAIN in the CURTAIN
There is a NINK in the SINK.
と、家の中のあちこちにモンスターがいます。
バスケットには”ワケット”がいたり、ビューローには”ニューロー”がいたり。
楽しんで身近なものの名前を覚えることができます。
モンスターもなんだかかわいく見えてきます。
建設現場で働くくるまを扱った絵本でとってもリズムがいい絵本です!
いろんな車たちが日中がんばってそれぞれの仕事をし、そして夜ゆっくりと眠りにつくお話です。
それぞれの車のお仕事も紹介されています。
登場するのは、
- crane(クレーン車)
- cement mixer(ミキサー車)
- dump truck(ダンプカー)
- bulldozer(ブルドーザー)
- excavator(ショベルカー)
注目すべきは、
excavator
excavatorと日本語のショベルカーはだいぶ言葉がかわりますね。
それぞれのページは、「Shh, good night くるまの名前(crane、など), good night.」で締めくくられます。
人気の絵本で、ほかにもconstruction siteシリーズがあって、日本語版で「おやすみ、はたらくくるまたち」が発刊されているようです。
主人公の小さな魚が、いろんな魚を紹介してくれます。
とってもカラフルなかわいいイラストの絵本です。
短いフレーズで、Rhyme(ライム、韻)がとっても響きがよい絵本です。
内容はとってもシンプルなので、幼児さん向けかな?
spotty fish, stripy fish
happy fish, grumpy fish
rhymeはこんな感じで、リズムよく読めます。
ele fish, shelly fish
hairy fish, scary fish
eye fish, fly fish, shy fish, sky fish
curly whirly, twisty twirly
そのほか、fat and thin fishという対比があったり、
How many can you see?
とかかれたページでは魚がなんびきいるか数えたり。
とっても楽しい絵本です。
roar は、うなり声や轟音の意味があるので、
「ごおぉぉー」という感じでしょうか。
「とどろくロケット」というようなタイトルです。
文章は短く、ライムのきいている絵本です。
Rockets have power.They rise and roar.
This rocket’s waiting, ready to soar.
Rockets carry astronauts with cool, white suits,
oxygen helmets and gravity boots.
うさぎ、とり、ねずみのクルーが宇宙飛行士になり、月へと向かいます。
イラストで燃料タンクの切り離しや無重力のことがよくわかったり、実は見た目よりもサイエンスな絵本です。また、イラストにWhoosh, boing boing, whizz, whirrと、擬音がおおいのも特徴です。
慣れてきたら、お子さん一人でも読めそうです!
さいごに
ライムの素晴らしさがすこしでも伝わればうれしいです。
ライムの沼にハマった際は、ライミングディクショナリーでさらにことばを増やしていくのも面白そうです。
リズミカルな学習という点では、チャンツもおすすめです!