低学年のお子さんにとって、英語の絵本は英語の入門としておすすめ!
読み聞かせをしても、オールイングリッシュの本であっても、子供たちは想像以上に集中して聞いてくれます。
イラストの効果ってやっぱりすごいですね。
英語がわからなくても楽しめるってことが、英語絵本をえらぶ最大のポイントかなと思います。
そのために、英語がわからないというマイナス部分をおぎなってくれる何かがある本がおすすめです。
具体的には以下のような絵本がお子さんが楽しんでくれると思います。
すべてのポイントがそろっている絵本はなかなかないと思うのですが、いくつかそろっている絵本はたくさんあります。お子さんのこだわりやお気に入りポイントを重視して、さがしてみてくださいね!
英語の絵本を選ぶポイントは?
以下を満たしている絵本がおすすめです!
年齢にあった「わかりやすく、楽しい絵本」は最強です。
「わかりやすく」は大事です。英語がわからなくてもイラストで補足してくれれば十分楽しめます。
ストーリー自体が面白いと、英語で書かれていても「もっともっと!」となります。
すでに日本語版がある絵本は、すでに子供たちが知っているのでとっつきやすいです。そして飽きにくいです。
知っているお話ですと絵をみるだけでも楽しめるのと、知らない単語の推測がしやすいです。
「〇〇(英単語)って、こういうこと~?!」とよく声があがりますし、頭に入りやすいようです。
英語の絵本に限らず、カラフルな絵本は人気ですよね。感性豊かな子供の時期に、ぜひたくさんの鮮やかな絵本にふれていきましょう。
外国っぽい、鮮やかなカラーの絵本は大人はもちろん、子供の目をひくようです。
日本とは違う色づかいやイラストに興味を持つ子供さんはおおいです。
季節やイベント(クリスマスなど)に触れている絵本もおすすめです。
外国ならではの習慣がでてきたり、知らない国での出来事は、子供たちも興味津々です。しらない外国の情報をイラストで補完しながら楽しんでくれますよ!
英語に限らず、読んでいてリズムがいい絵本は低学年に人気です。
英語ではライムと呼ばれる韻をふむ文章の作りが人気です。リズムがいいと、子供たちの耳に残ります。耳に残るとすぐマネし、覚えてくれるようになります!
覚えたことはまた聞きたくなりますし、披露したくなります。
リズムがいいものは、読み聞かせもしやすいです。
おすすめ絵本
Dog go dog!
P.D. Eastman 氏の絵本です。1961年に出版のクラッシックな絵本。時を経ていまだ大人気の絵本です。
Dogがあちこちにでかけ、最後は “a big dog party” が開かれます!ページ数は多めですが、1ページあたりの文字や文章量は少ないです
papa please get the moon for me
エリックカールの美しい絵本です。モニカは寝る前に外を見ると、お月さまを見つけます。
お月さまに手を伸ばしますが届きません。そして「パパ、お月さまとって」とお願いします。
パパは長いはしごを準備して、一生懸命に月まで登りますが、月はとても大きくて持って帰ることができません。
パパは月に、娘のモニカが月と遊びたいことを伝えると、月は「毎日少しずつ小さくなっていくから、ちょうどいい大きさになったらもっていけばいい」といいました。
本当に月は小さくなり、運べるサイズになりました。
モニカに見せると大喜びし、月と遊びますが、月はさらに小さくなっていきます。そして消えてしまいました。
ある日、モニカは月がまた現れるのを見ました。月はだんだんと大きくなってまんまるになっていくのでした。
Caps for Sale
あるところに帽子売りのpeddler(行商)がいました。
“Caps, caps, caps for sale! Fifty cents a cap!”と帽子を売り歩きます。
1938年に出版された、クラッシックな絵本です。その帽子売りは、帽子の運び方がとってもユニークでした。
自分のチェックの帽子の上に、グレーの帽子、茶色の帽子、青い帽子、赤い帽子と重ねていき、帽子が落ちないように慎重に歩きながら帽子を売るのです。
ある日のこと、帽子が全然売れず、大きな木の下でひと眠りの休憩をしました。目覚めてみると、頭上に積み上げた帽子がなくなっています・・・!!
Don’t Let the Pigeon Drive the Bus!
とってもかわいい、いたずらっ子なPigionのお話です。
あなたは、バスの運転手に、少しの時間バスを離れるので、帰ってくるまでちょっとバスをみておいてね!ってお願いされます。
そして「pigionにバスを運転させないでね!」とくぎをさされます。
それなのに、pigionはあなたに、「バスを運転していい?」とお願いしてきます。
あれやこれやといろんなことを言ってお願いしてきます。。
This is a Ball
“This is a ball”と書かれているのにイラストは立方体でまったくボールではありません。
文章はわざとイラストとは違うことがかかれています。
子供の「違う違う!!(笑)」という楽しいツッコミが聞こえてくる絵本です。
Fly Guy Meets Fly Girl!
男の子はペットに「ハエ」を飼っています。
名前は「Fly Guy(フライ・ガイ)」です。フライ・ガイは男の子の名前もBUZZと呼ぶことができます
ある日、フライガイとBuzzは何か楽しいことがしたいとお出かけすることに。
そこで、同じようにハエの女の子「フライ・ガール」をペットにしている女の子と出会います。。。
なんと・・・・「ハエ」が主人公のお話です。
こちら“Fly Guy”はシリーズ化されている人気の絵本なんですよ。
Details
Pete the Cat Saves Christmas
ピートは、病気のサンタさんに頼まれて代わりにクリスマスプレゼントを配ることになりました。
少し難しくってもピートは頑張ってプレゼントをくばります!
「ねこのピート」シリーズの1冊です。日本語版は「ねこのピート クリスマスをとどけよう」です。
ピートの奮闘する姿がとてもかわいい得ほです。
The Thing About Spring
春が来たのになぜか浮かない顔のうさぎさんのお話です。
ねずみととりは、春が来たことを喜びます!うさぎを訪ねると、うさぎはなんだかうかない顔をしています。。
だって、雪がなくなると友達の足跡を見つけられなくなっちゃうし、雪合戦もできません。うさぎは春の文句ばかり。
ねずみ、とり、熊が春のいいところを教えてくれ、うさぎもようやく納得します。。
でてくる表現はちょっと難しいとこもあると思います。
私のお気に入りの文章は、「私も!」というときの「Me too」に続いて
「Me three」
「Me four」
といったりするところ。リズミカルでとっても楽しく読めると思います。言葉遊びが楽しい部分です。
SPRING IS HERE
春がきた!もぐらはうれしくて友達のクマに伝えに行きます。
クマはまだ寝ていて、もぐらは窓をたたいたりドアをノックしたり、なんとか起こそうとするのですが、ぐーぐーと寝てるばかり。どうしても春が来たことを伝えたいモグラはあるアイデアをおもいつきます。。。
とってもかわいい、もぐらとくまのお話です。もぐらがクマをおこそうとするときの、
・窓をたたくtap,tap,tap
・ドアをノックするknock, knock, knock
・鼻をくすぐるswish, swish, swish,
・ラッパをならすtoot, toot, toot
など、擬音がたくさん出てきます。文章も短く、ストーリーがわかりやすい、とってもおすすすめの絵本です。
Spring Stinks
うさぎのルースは春が来て大喜びしているのに、熊のブルースは「春はきらいだ!」といって嫌います。
春のいいにおいをたくさん試してみます。緑の草、デイジーの甘い香り。。どれもブルースは気に入りません。
ルースが、「そうだ!」と蜂蜜の香りを思いつきます。するとこれがまたトラブルのもとになって。。。
熊のブルース(A little Bruce)のシリーズ絵本です。stink はくさい、嫌だ、不愉快、といった意味があります。
ブルースが春に不満を言うとき、
grrr, grumble
Rrrr rumble
ouch mumble
といった韻を踏んだ文章が登場します。文章は短めで、読みやすく、ブルースの困った顔がなんともいえずかわいらしい絵本です。
Tap the Magic Tree
四季の移り変わりを扱った、とってもインタラクティブな絵本です。
裸の枯れ木のマジックツリーがあります。”tap it once, and turn the page(1回たたいて、ページをめくってみて)”と指示があります。tapしページをめくると、あら不思議!次のページにはマジックツリーの枝に緑の葉っぱが1枚現れます。
そしてそこには、”tap again(もう一回たたいてみて)”とあります。もういちどtapすると、葉っぱが4枚に増えています。
そして、マジックツリーをtap したり、shake したりすると、葉っぱが現れ、花が咲き、実がなり、実が落ち、秋の風が吹き葉が落ち、冬を迎えます。
そしてまた春になり、葉がでてきます。
季節とともに、マジックのようにマジックツリーが変化していきます。
Good Evening, Dear Moon
静かな夜の空。ゆっくりと金色に輝くまん丸なお月さまがでてきました。
Good evening, Dear moon!「お月さまこんばんは」。
ところが、そこに黒い雲やってきて、お月さまを隠してしまいます。でも、だいじょうぶ。黒い雲は少しお月さまと話をして、また去って行きました。
ふたたびあらわれたお月さまは、にっこり笑顔です。
「こんばんは」。
林明子さんが手がけるとても有名な絵本です。日本語版を見たことがある方も多いのではないでしょうか。
深い青い色をした夜と明るいお月さまのコントラストがとってもきれいです。「Good evening」のフレーズが何度も登場します。
papa please get the moon for me
モニカは寝る前に外を見ると、お月さまを見つけます。
お月さまに手を伸ばしますが届きません。そして「パパ、お月さまとって」とお願いします。
パパは長いはしごを準備して、一生懸命に月まで登りますが、月はとても大きくて持って帰ることができません。
パパは月に、娘のモニカが月と遊びたいことを伝えると、月は「毎日少しずつ小さくなっていくから、ちょうどいい大きさになったらもっていけばいい」といいました。
本当に月は小さくなり、運べるサイズになりました。
モニカに見せると大喜びし、月と遊びますが、月はさらに小さくなっていきます。そして消えてしまいました。
ある日、モニカは月がまた現れるのを見ました。月はだんだんと大きくなってまんまるになっていくのでした。
Details
Interrupting Chicken
こどものchicken がパパchickenに、「寝る前に絵本を読んで!」とせがみます。
パパchickenは読み始めるのですが、子chicken は話の途中に割って入って、つい邪魔をしちゃいます。
ヘンゼルとグレーテルの話のときは、ヘンゼルとグレーテルがおばあさんにお菓子の家の中に招待されると・・」
「out jumped a little red chicken, and she said “Don’t go in! She is a witch! ” so Hensel and Gretel didn’t. The end.(小さな赤いチキンがあらわれ、「行っちゃダメ!そいつは魔女だ!」といいます。そしてヘンゼルとグレーテルは行きませんでした。おしまい」)」
と強制的にお話を終わらせてしまうのです。。
On Beyond Bugs
”Cat in the Hat”の絵本です。
少し長めで内容も理科っぽいので、小学生のお子さんにおすすめです。
こちらはちょうちょだけでなく、カマキリ、アリ、ホタルなどいろんな虫がでてくるお話です。
虫の体の特徴、どうやって身を守っているかなど、とっても学習要素が多い絵本です。
足が6本ある、とかクモは昆虫じゃない、とか出てきます。
それぞれの昆虫の特徴が説明されていて、ときにはなぞなぞも出てきます。
ストーリーというより学習寄りですので、虫大好きなお子さんにおすすめです。
Ten Black Dots Board Book
黒い丸を使って、何ができるかな?と考える、創造力あふれる本です
What can you do with ten black dots?(黒い点10個で何ができるかな?)
one dot can make a sun (1つの点で太陽が作れます)
two dots can make eyes of a fox.(2つの点でキツネの目ができます)
と、黒い点を使ったいろんなイラストが出てきます。
黒い点は、丸シールみたいな感じです。本を読んだ後に、工作したり、プリントに貼ったりして別の学習でも応用できそうです。
Tap the Magic Tree
四季の移り変わりを扱った、とってもインタラクティブな絵本です。裸の枯れ木のマジックツリーがあります。”tap it once, and turn the page(1回たたいて、ページをめくってみて)”と指示があります。
tapしページをめくると、あら不思議!次のページにはマジックツリーの枝に緑の葉っぱが1枚現れます。
そしてそこには、”tap again(もう一回たたいてみて)”とあります。もういちどtapすると、葉っぱが4枚に増えています。
そして、マジックツリーをtap したり、shake したりすると、葉っぱが現れ、花が咲き、実がなり、実が落ち、秋の風が吹き葉が落ち、冬を迎えます。
そしてまた春になり、葉がでてきます。季節とともに、マジックのようにマジックツリーが変化していきます。
Each Peach Pear Plum
ライム(韻)のきいた絵本です。表紙をめくると、
“in this book with your little eye take a look and play “I spy”(この本で、よーく見て、I spyをして遊びましょう)と書かれています。
“I spy “はあてっこゲームみたいなものです。
見開きに左のページには”Peach Pear Plum I spy Tom thumb”(ピーチ、ペア、プラム、親指トム見っけ!)
と書かれています。そして右のページには、ピーチ、ペア、プラムの木に親指トムが隠れています。
そのあとも、同じようなページ構成でライムを楽しみながら、ミッケ!の遊びもできる楽しい絵本です