- 中学受験に向いている子ってどんな子?
- 我が子に中学受験は向いているのかな?
- 低学年はなにをすればいいの?
今回はこのようなお悩みを解決します。
こんにちは。
2人の子供の中学受験を乗り越えた にじままと申します!
かつては幼児英語講師として働いていた経験も活かし、このブログでは、将来の中学受験を見据えた低学年の知育について、等身大の経験と親目線で情報発信していきます。
実は、私は2人の中学受験を経験して、
低学年で取り組んだアレが役にたった
低学年のうちにアレをやっておけばよかった・・
と、子どもの小さなころの知育を振り返ることがありました。
と、同時に子供の知育について深く考えるようになりました。
だって、低学年の時期って、
- 子供の基礎学力や思考力、学習習慣を育む絶好のチャンス
- 将来への可能性を大きく広げられる
という可能性にあふれた時期!
みなさんには、いざ受験期になって、私のように「低学年のうちにアレをやっておけばよかった・・・」とならないように、早い段階から低学年の知育に取り組み、子どもの可能性を最大限にひきだしてほしいと思っています!
中学受験は子供にとっても親にとっても、大きな決断です。
たしかに、適性のある子供にとっては有意義な経験となるだろうけど、そうでない子には苦痛かも・・・
将来、中学受験を視野に入れるパパママにとって、子供が受験に向いているかどうかはとても気になるところ。
でも、受験に向いている子供の特徴や条件は一概に言えるものではありません。特に、低学年のうちは数年後の子どもの姿なんて想像できませんよね。
でも予め知識としてしっておきたいな・・・
対策もできるかもしれないし。
そこで今回は、中学受験に向いている子の特徴や、親の準備・知っておきたいポイントについてご紹介します。
中学受験の適性があるか迷っている方はぜひご参考ください。
- 中学受験が向いている子の特徴
- 向いている向いていないを考えるときの注意点
- 親ができることや準備
中学受験に向いている子っているの?
中学受験は、親にとっても子供にとってもかなりの負担がかかります。
時間、お金、労力もかかりますし、ストレスもとても大きいです。
子どもたちは中学受験にむけて、質量ともに驚くほどの勉強をすることになりますし、試験のプレッシャー、受験までの道のりを考えると一筋縄ではいかないです。
高学年になると、「塾にかようんじゃなかった・・・」という声がちらほら。中学受験は一定の覚悟をもって取り組むことになります。
そのため、我が子が「中学受験に向いている」かどうか、予め知っておきたくなるのも当然です。
ですが、結論からいうと、
低学年では中学受験に向いているか向いていないかは関係ない
です。
この時期の子どもは成長真っ盛りなので、少しの期間でも大きく変わります。
お子さんの性格資質的に足りないポイントがあっても、親の準備やナビゲート次第で、大きく成長することができます。
お子さんの可能性は無限大ですが、向いていない・不利な家庭というのはあると思います。
- 環境の問題
- 経済的な問題
- フォローできるか問題
があるからです。
そもそも、周りを見渡した時に、ほとんど中学受験をしないエリアだったらその中で中学受験を乗り切るのはかなり大変です。
あまり中学受験が盛んでないエリアですと塾が家の近くにないことが多いですよね。
そうなると毎日の通塾が大変ですし、周りの友達が楽しく遊んでいるのを横目に受験勉強することは、子どもにとってはかなりプレッシャーです。
また、中学受験は経済的負担が大きいのです。
6年生になると、塾代で年間100万円をこえます!
そして忘れてはならないのが、中学受験は親のフォローが必要だということ。
丸投げはできません。
勉強は塾に任せられたとしても、面談や外部試験会場での付き添い、お弁当づくり、学校選び、学校見学の申し込みやスケジュールの把握管理、願書の手続きなど親がやることがたくさんあります。
もちろん子どものメンタルケアもしないといけません。
親のフォローなくして、中学受験には立ち向かえないんです。
中学受験に向いている子=中学受験に有利な子の特徴
とはいえ、どんなタイプが「向いているか」を知りたいですよね。
よく言われる、「中学受験に向いている」というのは「=中学受験に有利な」子どもということになります。
特徴を紹介します。
- 学ぶことが好き、知的好奇心が旺盛
- 集中力がある
- 目標に向かって努力できる
- 素直である
- 精神的に早熟
- 体力がある
- 負けず嫌い
- 計画的に学習をすすめられる
- 目的やかなえたい夢がある、好きなものがはっきりしている
なるほど~、と思う反面、ほんとにそんな子いる?!って思っちゃいます。
そんなスーパーマンばっかりなの?!と思いますよね。中学受験だけでなく何でもできちゃいそう・・・
では、例えば、
勉強嫌いのお子さん
の場合はどうでしょう。中学受験に向いていないから、中学受験を準備するのは無駄なのでしょうか?
そんなことないですよね。
私立中学では、少人数制のクラスであったり、体験・実験型の授業が多く、勉強が苦手というお子さんにもおすすめのことがあります。
また、アクティブラーニングを積極的に取り入れているので楽しく学ぶことができますので、勉強嫌いを克服する可能性だってあります。
むしろ、「平凡な子こそ中学受験を!」と某人気マンガでも言っていました
向いていないからって、最初からあきらめる必要、あります?!ありませんよね。
子どもによりよい環境を提供するための中学受験なのに、向いている=有利であるポイントが少ないからと言って、将来の環境や可能性まで捨てる必要はないんです。
それに小学生なんてまだまだ発展途上。
中学受験の勉強を通じて成長して「忍耐力」が身に着いたり「計画性」が身に着くことだってあります。
まだ「向いている」ポイントが備わっていなくても、保護者のはたらきかけや環境整備で大きく変わる可能性だってあります!
中学受験に向いている、といわれるタイプに「うきこぼれ」タイプの子どもがいます。落ちこぼれの反対、です。
「浮きこぼれ」とは、学力が高すぎて学校の授業内容を軽々と理解できてしまい、物足りなさを感じている児童のことを指します。結果として、学校になじめず、周りから浮いてしまい、登校しづらくなってしまうことも多いそうです。
5分でわかることを何時間もかけて説明されると、その場にいることでさえ苦痛になることは想像できます。
中学受験ではその子の知的レベルにあった学校が選べるので、中学受験をすることで「うきこぼれ」の子どもは、適切な環境を得ることができるといわれています。
浮きこぼれ、まではいかなくても優秀な層が中学受験に意欲的なのは、やはり、適した環境を求めることが大きな理由なのだと思います。
また、学習に凹凸があるタイプのお子さんは、中学受験に向いているといわれています。
「向いている・向いていない」を考えるときの注意点
中学受験に向いている子の特徴を上に記載しましたが、この特徴って、低学年だとまだまだ成長途上のもので何ともいえない・・・というものが多いですよね。
特に、以下などは、低学年のうちの習慣や親のナビゲートでだいぶ変わってきそうです。
- 学ぶことが好き
- 知的好奇心旺盛
- 集中力がある
- 計画的に学習をすすめられる
- 目的やかなえたい夢がある、好きなものがはっきりしている・・・
小学生はまだまだ不確定要素だらけです。
そのため、「向いているか」「向いていないか」を判断しなくても大丈夫です。
ただ、一般的に「向いている」といわれる特徴や資質は、受験では有利になることが多いので、子どもの知育を通じて伸ばしていくとよいですね!
中学受験は、
「この子は中学受験に向いているから」
という理由で取り組むものではありません。
じゃあ、なんでなの?
中学受験を考える際には、「子供に向いているかどうか」よりも、
「子供にとってどのようなメリットがあるか」
「子供にとってプラスになる可能性の高い選択肢のひとつ」
という視点で捉えましょう。
どんなメリットやプラスがあるの?
中学受験によって叶えられる、以下のような様々なメリットや価値を考えて、ご家庭の方針を決めていけばいいと思います。
- 子供に合った教育を受けさせたい
- 質の高い授業を受けさせたい
- 大学進学の対策を効率的にすすめたい
- 将来の選択肢を広げたい
- 自主性や学習意欲を育みたい
- よりよい環境で青春時代を過ごさせたい
中学受験は、子どもに合った質の高い教育を受けられる環境を提供することで、子供の将来の可能性を広げる、子供の将来への投資です。
もちろん、中学受験には時間や費用などのデメリットもあります。
特に子どもの小学生としての大事な時間の大きな部分を使うことに迷いも生じます。とはいうものの、それらのデメリットを上回るメリットがあると考えて、中学受験を選択するご家庭は多いのです。
中学受験に向いていない子でも!親ができることは?
低学年のうちでは、まだ子どもの能力や性格も発達の途中ですし、中学受験に向いている・向いていないを判断することは難しいですよね。
しかし、中学受験にむけての「準備」「環境づくり」を始めることは可能です。
ここでは、親ができる「準備」と「環境づくり」について、4つのポイントを紹介します。
子どもが夢中になれるもの、好きなものの芽を一緒に探しましょう!
学習面だけでなく、運動神経、芸術的才能、リーダーシップ、自主性、忍耐力、集中力、問題解決能力など、様々な強みがあります。子どもの強みを理解し、伸ばすことで自信を持たせ、学習意欲の向上につながります。
また、子どもの長所や得意分野、興味や才能を理解し、それに合った学習方法やプログラムなどを利用するで、子どもの能力をさらに伸ばすことができます。
子どもがどんなことに興味を持っているのか、どんなことに熱中しているのかを観察しましょう。
子どもの好奇心を刺激し、興味がある分野をたくさん経験させます。
親は大変ですが、こどもに幅広い経験の機会を提供して、子供が興味を持つ可能性のあるさまざまな体験にチャレンジできるといいですね。
- 美術館、博物館、科学館に行く
- 習い事
- 読書を勧める
- スポーツ観戦、音楽
- 旅行
- お祭りや季節のイベント、行事に参加する
など、新しい体験や冒険をしましょう。
興味の幅が広がることで、学習への意欲も高まります。
子供に合ったサポートは何か?を考え、準備しましょう。
- 学習環境を整備する
- 学習教材や塾など必要に応じたサービスを利用する
- 生活習慣を身に着けるようサポートする
低学年のおすすめは通信教育です!
いまはとてもクオリティが高いですよ~
中学受験は、何年もかけて準備して取り組む長い道のりです。
「受験沼」とよばれるほど、つい親の力が入ってしまいますが、冷静になることも必要です。子どもに過度の期待をかけすぎず、子どもの頑張りを認め、精神的なサポートが不可欠です。
子供とコミュニケーションをとり、彼らの感情や気持ちを理解し、適切なサポートを提供しましょう。
そのためには、
- 中学受験のプロセスを理解し
- すべてをやろうと思わない、詰め込みすぎない
- 子供にとって負担やストレスの少ない方法で準備
を進めるよう心がけましょう。
あらかじめ、中学受験ではたくさんの壁にぶつかるものだ、と認識しておきましょう。
順調にいかないことの方が多い、と思っておくくらいが、親も肩の力が抜けてちょうどいいですよ。
親にとっても子供にとっても大きな挑戦なので、親がしっかりとサポートし、準備を進めていきましょう。
さいごに
今回は、中学受験に向いている子について、以下解説しました。
- 中学受験が向いている子の特徴
- 向いている向いていないを考えるときの注意点
- 親ができることや準備
中学受験は、子どもにとっても親にとっても大きな挑戦です。
無理強いすることなく、子供の意思を尊重し、子供のペースに合わせてサポートしていきましょう!