幼児向け英語講師しています。
幼児期の週1の英語のレッスン。
効果があるのだろうか?という疑問をもつパパママは多いです。
当然です。特に幼児さんだったりすると、目に見える効果は少ないのですから。
「このまま続けて意味あるのかな?」
って思われるパパママもいるでしょう。
インターナショナル幼稚園などで毎日英語漬けになるならともかく、
週1って意味あるんでしょうか。。。?
そう思いますよね。
私も昔思っていました。時間とお金をかける以上、何らかの成果をみたいものです。
でも、途中から考え方が変わりました。
週1回のレッスンでも、大きな意味があると思っています。
今日は、幼児向け英語講師として思うことと合わせて、週1レッスンについて思うことをお伝えしたいと思います。
週1の英語レッスンは効果があるの?続ける意味はある?
私が参加しているクラスは就学前のお子さんのクラスです。
生徒さんは3~5歳児です。
さて。
3歳から週1で英語を習い始め、3年続けたのち小学校に上がるお子さんは上手にしゃべれると思いますか?
・・・
ペラペラ、なんてことはもちろん全くありません。
でも、それが一般的なんじゃないかなと思います。
そりゃそうです。週1の1時間弱なんですから。
子供が1日起きている時間が15時間として、15時間×7日=105 時間のうちの1時間です。
英語に費やす時間は1%にも満たないんです。
でも、0とは全く異なる、と思っています。
英語はすぐ身につくものではない
まず忘れてはいけないのは、英語を話す力は一朝一夕には身に付きません。
分かってはいるものの、実際教室に通いだすと、すぐにでも話すんじゃないかと期待する親御さんは結構います。
「子供だから、身に着けるのはすぐなんじゃない?」
いえいえ、子供でもある程度のまとまった時間が必要です。
大人だってこんなに大変なのに、なぜか子供だと簡単に身につくと思っちゃうんですよね。。
そして、簡単でもいいから、何か英語で話してほしい。
じゃあ、発話できなければ意味がないのか?というと、
もちろん、そんなことはありません。
英語教室には、「英語力」以外で学ぶことがたくさんあると思います。
視点を変えよう。「英語力」以外に学べる事が大きい
身につかないんじゃあ、英語教室や英会話スクールに通う意味あるの?と思いますよね。
私は、
- 英語の楽しさを知る
- 視野を広げる
という点でとても意味があると思っています。
英語の楽しさを体験。次の学習ステージにつながる
週1のレッスンでも意味があると思う一つは、
・英語の楽しさを教えてくれる
ということです。
幼児期楽しかったことは、大人になって大きな意味を持つことがあります。時間をかけて熟成され、興味関心につながっています。
10年、20年とたったときに、子どもの頃の体験がいきてくることって、ありますよね。。
幼児期の英語は、お勉強というよりも楽しむことにフォーカスしているところがほとんどです。
ダンス、歌、ゲームを通じて英語学習の楽しさを学んでいるお子さんが多いと思います。
幼児期に英語を楽しく自然に触れることで、英語=楽しい、というイメージを持っているお子さんが多いです。
一方で、高学年や中学に入ってからの課程の一つとしての英語は勉強の要素が強いです。
評価が付いて回ります。否応なしに「できる」「不十分」の評価がついてくるので、いちど「不十分」の評価になると楽しむことは難しいでしょう。
英語への最初のイメージはとても大事です。
そのポジティブな記憶は、将来子供さん自身がもっと英語を勉強したい!と思う意欲につながります。
もしいったん英語を離れたとしても、また勉強したい、と思わせてくれるのはそういった幼児期のポジティブな体験やイメージなんじゃないかと思います。
子供の視野を広げる
スクールに通い始めたばかりの子どもによく聞かれることのひとつに
「先生は日本人なの?」
「なんで日本人なのに英語をしゃべるの?」
ということがあります。
私が外国人講師と話をしていると、子供たちは疑問に思うようで、よく聞かれます。
普段忘れてしまうことですが、英語を習い始めの子供たちにとって
「英語は自分たちとは違う人たちが話す言葉」
なんです。
なんで日本人の姿をしている先生が英語を話すのかが、不思議に思うようです。
でも、英語を学ぶことを通じて、
日本人が英語を話すことは特別なことじゃない、
自分も英語を使うようになれるだろう、
そうか、自分もできるんだ、
という考えに変化していくように思います。
また、英語の学習を通じて、英会話などの英語自体はもちろん学ぶのですが、そのほかに学べる大きなポイントがあります。
それは、
自分とは異なる文化、社会があるということ
ではないでしょうか。
外国の先生でしたら、その方の育ったバックグラウンドを合わせて学ぶことになります。
日本でおひなさまや七夕があるように、外国では違う文化があるんですよね。
でも、子供たちは知らないんです。
それを英語学習を通じて学べるんです。
英語の絵本も、歌も、その一部です。
自分との違いを素直に受け入れられるのは、小さい子供の素晴らしいところです。
英語を通じて自分の知らない文化を学べるなんてすばらしいことです。
そういった他者との違いを受け入れる姿勢を知らず知らずに身に着けていくことができます。
このグローバルな観点は将来とっても役立つと思っています。
週1回のレッスンでたくさん吸収しよう
親御さんはもちろん、お子さんの意識が変わればこの週1のレッスンが大きな意味を持ってきます。
お子さんはパパママに褒めてもらうのが大好きです。一緒に過ごすのがだいすきです。
もしレッスンが宿題を出すのであれば、ぜひ一緒に取り組んでみてください。子供さんは一緒に親子の時間を楽しみながら学習することで、さらに英語を好きになるでしょう。
また、一緒に取り組むことで、お子さんの成長がわかります。
宿題がなくても、何を学んだかなど、興味をもって聞いてみてください。
進んでいないように見えても、何かしらの成長がみられると思います。
そこをおもいっきりほめましょう!
週1のレッスンを通じで、見えないけれど学習していることが必ずあります。
ぜひ、前のめりでお子さんの吸収しているものを一緒に楽しみましょう。
幼少期からの積み重ねは決して無駄にはなりません。
お子さんが楽しんで学んでいるなら、かならず「やっててよかった」と子供さん自身でも実感する日がきます。
その種まきの時期だと思って、長い目でみまもっていきましょう~
週1回のレッスンでも大きな意味があることを紹介しました。
ではまた。
小さなお子さんや幼児の英語教室の選び方とチェックポイント 子供向けオンライン英会話はどれがいい?おすすめと比較